タイルカーペット張り
秋も深まり朝晩は冷える季節となりました。
もみじの先っぽが赤く色づいていていましたよ。
最近、レクリエーションの記事が続きましたので、
少しお仕事の記事を書かせていただきます。
シェイプは内装仕上工事業もさせていただいておりまして、
今回はタイルカーペット張りのお仕事の様子を少しお伝えします。
そもそもカーペットは主に5種類くらいあります。
〇だんつう…手織カーペットで、織物カーペットの中でも高級。一般に羊毛が用いられる。
〇ウィルトンカーペット…機械織りで織られたカーペット。パイルの長さを自由に変えられるので、無地でも表面のテクスチャーに変化をつけた柄がだせる。
〇タフテッドカーペット…普及用として考案された機械刺繍敷物で、大量生産可能で価格が安い。
〇ニードルパンチカーペット…こちらも量産型カーペットでかぎのついた針でフェルト状になった裏面に樹脂加工をぼどこした敷物。
〇タイルカーペット…タフテッドカーペット等を基材として、裏面を強固に裏打ちしたタイル状カーぺット。
タイルカーペットはOA機器の普及に伴い多く使用されるようになったそうで、
会社の事務所内の床によく使われてるので、皆さん絶対に見たことがあるはずです!
1枚持ち上げてみました。 ↑
50cm角くらいに加工された置敷きするカーペットです。
(※置敷き…すでに床が仕上がってる部屋の一部にカーペットが敷かれる工法です。)
タイルカーペットには、使用中におけるメンテナンス、部分補修、あるいはアンダーカーペット配線
の変更等への対応の為に、施工後も適宜交換(入替え)出来る機能が求められています。
ですので、接着剤は「粘着剥離(ヒールアップ糊)」と「再接着性」があるものを使う事が多いです。
ずれにくいが剥しやすい糊です。
写真を見てお分かりの通り、下地全面に接着剤を塗布する全面接着工法です。
「だんつう」「ウィルトンカーペット」以外は全面接着工法が多いです。
そして、貼り方にもコツがあります。
毛の流れが上の図のように互い違いになるように「市松張り」を原則とします。
理由としては、主に2点。
①色むら、汚れが目立ちにくい。
②伸縮に方向性があるので、全て同じ方向に張ると隙間ができやすい。
方向に気を付けて施工してくださってます。 ↑
綺麗にできました。
ちなみに、タイルカーペットの割付けは、部屋の中央から行い、
出入口部分には2/3以上の大きさのものがくるようにします。
色々な工夫があって施工されていますね。
またお仕事関係の記事も書いてご紹介していきたいなと思います。
良かったらご覧くださいね。